Concept model Ove特集 PART2 木工、ハードウェア編

こんにちは。

前回のPART1ではOveのコンセプト、ジャズベースとの違いについて触れました。

今回のPART2では木工、ハードウェア編ということで、Oveを外側から徹底解剖します。
そして2度に渡るマイナーチェンジを経て現行のOveはどのように生まれ変わってきたのか、書いていきたいと思います。

 

 

1. ウッドマテリアル

木材はアルダーボディ、メイプルネック、ローズ指板と標準的なジャズベースと同じとしながらも、トップグレードの良質なものをご用意しています。

そしてボディにはサーモウッドを採用しており、ボディー材のアルダーにはサーモ処理を施しています。
このサーモアルダーボディによって均等性が取れ、低音から高音までバランスよく鳴ります。

ジャズベースが持つゴツっとしたアタックをノンサーモのメイプルネック・ローズ指板で作り、サーモアルダーによってワイドレンジに出力しています。
一般的なジャズベースと一味違うサウンドの要因としてサーモアルダーによるアコースティックなトーンが1つ挙げられますね。

なおOveをセミオーダー頂く際は、求めるサウンドによって上記の以外の木材を選定頂くことも可能です。

 

 

 

 

2. ボディ周り

2-1. ボディシェイプ

ボディシェイプはジャズベースを元に、より丸みを持たせてタマゴのような形状に。

座ってベースを抱えても体にフィットし、コンター部分を滑らかにする事で、ピック弾きで肘がかかってもストレスなく演奏に集中することができます。

またくびれを持たせたスリムなボディ形状とサーモ処理されたアルダーにより、軽量化に貢献。長時間のプレーが必要な場面でもあなたの強い味方になってくれるでしょう。

 

 

2-2. ジョイント

ネックとボディのジョイントには4点止めボルトオンを採用し、ハイフレットへのスムーズなアクセスを可能としています。
ジョイント部がボックス形状となるプレートジョイントと比べると最終フレットへかなり楽にアクセスできます。

 

 

2-3. バッテリーボックス

プリアンプLEDポジションマークを搭載したモデルには9Vのバッテリーが必要となります。

Sago全モデルに採用しているGotoh製BB-04はバッテリーボックスと蓋が一体となっています。
キャビティーを斜めにスライドさせて、バッテリーを入れる構造となっているため、工具類を必要とせず簡単にバッテリー交換が出来ます。

18v仕様のプリアンプ、またはプリアンプ+LEDポジションマーク搭載のモデルは9Vバッテリー2本を使用するため、BB-04Wを採用。

 

 

3. ネック

3-1.  細身のCシェイプネック、34inchスケール

通常のジャズベースから持ち替えても違和感がなく、長時間のプレーでも疲れにくいネックを設計しています。
ネック厚は一般的なジャズベースより若干薄めとなっており、握り込んで押弦したり、和音弾きなどあらゆるフォーム、ストレッチを想定しています。

 

 

 

3-2. ルミンレイサイドポジションマーク

Ove以外の全モデルと共通となりますが、サイドポジションマークには蓄光素材のルミンレイを採用しております。

照明の光を吸収して、暗くなった時にサイドポジションマークが光ります。
ライブでの演出でステージ上が薄暗くなるシーンにおいても、ポジションが分かりやすく、正確な演奏をアシストしてくれます。
LEDのような強い光ではないため、目にも優しいのが嬉しいポイントです。

なお大きさは2.5mm、3mmの2種類、カラーはブルーのルミンレイご用意しております。
メイプル指板やホワイトのバインディングの仕様でも、ポジションがより分かりやすい外周を黒くしたものもあります。ご指定がない限りはブルーの2.5mmを標準としております。

 

 

 

4. ハードウェア

4-1. ペグ

Oveで採用しているGotoh GB528は軽量で、ヘッド落ちを防いてくれます。チューニングの安定性も良いので、Oveとの相性が良いです。

 

 

4-2. ブリッジ

ブリッジにはHipshot製Vintage Bridgeを採用しています。
フェンダースタイルと同様のトラッドな構造なため、弦交換も容易に行うことができます。

 

 

 

5.  2度に渡るマイナーチェンジ

実はこのOve、2度に渡ってマイナーチェンジしているのです。

初代のOveは24フレット、3バンドEQのアクティブ仕様でした。

 

 

広い音域とフレキシブルにサウンドメイクができるモデルとして約4年製作していました。

そこから2代目のOveではよりジャズベースらしく、浸しみを持っていただくために、パッシブ仕様(1ボリューム、バランサー、トーン)に。
さらにプレシジョンベースのように、ピックガードにコントロール類が乗るようデザインしました。

 

 

またジョイントのボルトオンを5点から4点に変更して、ハイフレットへのアプローチを向上しました。

 

 

そして現行モデルとなる3代目は更にジャズベースに近いプレイアビリティにするため21フレットに変更。
ヘビーユーザー向けの24フレット仕様はPrime EdgeやRidillなどの他のモデルに任せ、取り回しの良さを重視しました。

そしてLOW/HIGHの2バンドEQ、アクティブ仕様し、シンプルかつ積極的な音作りが可能なベースへと生まれ変わりました。

 

 

 

ちなみに現在でも旧型のOveをオーダー頂くことがあり、アップチャージなしで製作可能です。

 

 

6. まとめ

以上となりますが、いかがでしょうか?

SagoのConcept modelの中でも歴史の深いOve、お使い頂いてるアーティストやベーシストの方のご意見を元にアップデートを続けております。
次回で最終となるPART3では、サウンドとオーダー実例について紹介したいと思います。お楽しみにしててください。

 

<Concept model Ove特集 PART1:コンセプト、ジャズベースとの違い>

Concept model Ove特集 PART1:コンセプト、ジャズベースとの違い

 

<Stem特集 Ove編>

Stem特集 Ove編

 

Ove