Seed S1000-TSのレビュー

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こんにちは。

今回はSeedより発売しているS1000-TSをお使いの方からレビューを頂いておりますので、それらを含めてS1000-TSを改めて紹介します。

 

 

 

 

 

1.サーモウッドによる力強い鳴り

なんと言ってもサーモウッドから繰り出されるそのサウンドが一番の特徴です。

 

 

 

 

スリムなボディからは想像のつかないしっかりとしたボリューム感、指弾きした際に感じられるアコースティックギターならではの暖かみはボディトップに採用されたサーモスプルースの影響が大きいように感じます。
サーモ処理を木材に施すことによって、得られる恩恵は多々ありますが、アコースティックギターではサーモウッド独特のビンテージな鳴り、よく馴染んだアコースティックなトーンを最大限体感できます。

※サーモウッドの特徴については下記のブログでも詳しく解説しておりますので、宜しければご覧ください↓

 

 

サーモウッドのあれこれ

 

 

また桜村眞氏(和楽器バンド:町屋氏)のデモンストレーション動画でもコメント頂いておりますが、ハイレンジが煌びやかで、アルペジオでは粒立ちの良さが目立ちます。

そしてリードを弾いた際にはエレキギターのクリーントーンのようなレスポンスの速さがあり、カホンやアコースティックベースとのアコースティックバンドにおいても存在感があり、アンサンブルでしっかりと音が抜けてくれます。

ピックで強く弾いた際にもまとまりがあり、弾語りやバンドセッションなど、シチュエーション問わずお使い頂けますよ。

 

 

2.エレキギターと同様の演奏性を再現

アコースティックギターを弾くにあたり、ネックが太かったり、弦高が高く、必要以上に力んでしまうことはありませんか?

Seed S1000-TSは薄めに設計されたCシェイプのネックで、アコースティックギターとしては低めに弦高を設計することで、エレキギターから持ち替えても弾きやすいよう演奏性を追求しました。

 

 

 

 

スケールは650mmとしながらも、弦間を狭くすることにより、コンパクトなネックの握り心地を実現しています。
「Fコードの壁」と呼ばれる、ローポジションでのコードの押さえにくさも、このSeed S1000-TSなら感じることは少ないでしょう。
普段Sagoの楽器をお使い頂いているアーティストの皆さまからも、演奏性の高いアコギだとお声を多数頂いております。

 

また実際にアコギを手にして頂くと、コンパクトで弾きやすいのが実感頂けると思います。
ボディーの中央がくびれているOM(オーケストラモデル)タイプであるため、座って弾いた時も体にフィットしやすいです。

 

 

 

 

ストラップを付けて立って構えた場合にも、ボディーの厚みが薄目であるため、演奏しやすいでしょう。

 

 

 

 

なお弦長が長いためピッチの安定感、精度も高く、ソロギターで多用されるダウンチューニングや変則チューニングであっても弦のテンションが維持できます。

 

 

 

 

手の小さい女性の方にも馴染みやすく、これからアコースティックギターを始められる方に気軽に手に取ってもらいたい思い、設計しました。

 

 

 

3.プリアンプ取り付けにより、エレアコ仕様にカスタム。

アコースティックギターはライブの際、ギター用にマイクを設置するよりも、ダイレクトボックス(D.I.)に接続してライン出力するケースが多いです。
これはアコースティックギターの音の独立性確保や、マイキングによるハウリング防止を目的としています。

通常仕様のSeed S1000-TSはプリアンプなしとしていますが、オプションでプリアンプを取り付けし、エレアコ仕様にすることが出来ます。

 

※エレアコ:エレクトリックアコースティックギターの略。通常のアコースティックギターにプリアンプ、ピックアップを搭載することで、電気的な音声信号として取り扱うことができる。これによりギターアンプに接続して音を増幅したり、PAミキサーに接続してライン出力することが可能となる。

 

プリアンプはL.R.BAGGS AnthemFISHMAN RARE EARTH MIC BLENDの2種類からお選び頂くことが出来ます。

 

L.R.BAGGS Anthemは弦振動を信号に変えるピエゾピックアップと、アコースティックギター特有の箱鳴りを忠実に捉えるコンデンサーマイクの2種類が組み合わさったハイブリットなピックアップシステム。
ピエゾピックアップは弦の振動を直接拾うため、音の立ち上がりが速く、アコースティックギターらしいシャキッとしたサウンドが得られます。
桜村氏のデモンストレーション動画で使われています。

 

 

 

 

FISHMAN RARE EARTH MIC BLENDはエレキギターと同じ構造であるマグネティック・ピックアップコンデンサーマイクの組み合わせで、こちらもハイブリットタイプです。
マグネティック・ピックアップはフォームな質感があり、ピエゾピックアップと比べるとマイルドなサウンドです。
こちらはYOSHIHIRO氏のデモンストレーション動画で使われています。

 

 

 

 

なおエレアコ仕様でのご注文の際、納期を約10日営業日程頂いております。

プリアンプを搭載することにより、ギターアンプに繋いだり、レコーディングでアコギのラインの音を取り扱いできるようになるため、活躍の場はぐっと広がりますよ。

 

 

4.付属品のご紹介

最後にSeed S1000-TSをご購入時の付属品も紹介します。

 

・ピックガード
ボディーを守るピックガードはアコギのルックスを大きく左右しますので、別途付属としています。お好みによって装着して下さい。

 

 

 

・ソフトケース
Seedの”Sマーク”が描かれたソフトケースが付属しています。ライブハウスやスタジオだけでなく、アウトドアやピクニックなどにも気兼ねなく持ち運びできますよ。

 

 

 

・教則DVD
Reodellでご購入頂くともれなく、こちらの教則DVDをプレゼント。スキルアップにお役立て下さい。

 

 

 

5.まとめ

以上となりますが、いかがでしょうか。

サーモウッドによるほんのり焦がしたブラウンカラーS1000-TSならではの個性ですよね。

仮面女子の楠木まゆ氏GIRLFRIENDのSAKIKA氏などの女性アーティストにもご好評のS1000-TS、まだお試し頂いていない方はお近くの楽器店でぜひ試奏してみて下さい。

 

 

 

 

またSago工房でも試奏できますので、お気軽にお越し下さい。

 

 

http://sago-nmg.com/seed/s1000/