【Sonia特集】No.4オーダー実例編
最終更新日: 公開日: Guitar
こんにちは。
SagoのConcept Modelを深掘りするコーナー。
「Sonia編」
ラストはオーダー実例ということで、
Sagoをお使い頂いているアーティスト、
お二人のモデルを解説していきます!
Soniaの応用編として、アーティストの皆さまから
どのようなカスタマイズの要望があるのかを中心に解説していきます。
1.オカザワカズマさん (キュウソネコカミ)
Sonia – Okazawa Custom -。
ピックガードを延長して、
ジャズマスターのようなルックスが特徴。
・ノンサーモのアルダーボディ、
・ハードメイプルネック、
・本紫檀(インドローズ)指板
とスタンダードな木材のチョイスですが、
演奏、アイディアに対してレスポンスの速く
対応できる仕様となっています。
1-1.ピックアップ

フロントPUにはSeymour Duncan SHPR-1nを搭載し、P-90・シングル・ハムバッカーの3タイプのサウンドが扱えます。
トーン側のミニスイッチにより、フロントピックアップのモードを切り替えします。
またボリューム側のミニスイッチは5 way スイッチの機能をキャンセルし、フロントピックとリアピックアップ両方を使ったサウンドとなります。
リードギターなどで太いサウンドを必要とする場合に使えます。
なおセンターピックアップ、リアピックアップにはそれぞれL(x)PickupsのCustom Single coil、Custom Humbuckerを搭載しており、音の分離感を特にご評価頂いております。
1-2.キルスイッチ

ホーン側に取り付けられたキルスイッチにより、ボリュームを瞬時にオフにすることができます。
単に不要な音を鳴らさないだけでなく、スイッチング奏法によるエフェクト的な演奏にも使うことも出来ます。
1-3.ジョイント部のヒールカット

ジョイント部はジョイントプレートを使用せず、4点止めのボルトオンブッシュとしています。
ヒールカットを施すことにより、ハイフレットへのスムーズなアクセスを可能とし、リードギターの演奏時にストレスのない設計にしました。
完成後にライブ会場へお持ちしたところ、サウンド、ピッチの精度を特に気に入って頂き、リハーサルを終えてからそのまま本番でご使用頂きました。
現場での評価も高いとコメント頂いております。
エンターテイメント性溢れるキュウソネコカミの
ライブに必要な多彩なサウンドを追求した1本です。
アーティストページ
2.YOSHIHIROさん (exギルド)
YOSHIHIROさんには
3本Soniaをオーダー頂いております。
制作した時期やコンセプトにより
木材の選定や仕様が若干異なりますが
それぞれに違う個性を感じます。
<全モデル共通している部分>
2-1.LEDポジションマーク

ステージ上でプレーヤーを明るく照らす
LEDポジションマーク。
薄暗いシーンにおいても、視野性は抜群。
遠く離れた客席からもプレーヤーの存在を十分に感じることが出来ます。
Sonia以外のモデルでも搭載することが出来ますので、オーダーの際はお気軽にお問い合わせください。
2-2.ジョイント部にストラップピン

ストラップピンの位置をジョイント部に設置することで、リードギターでハイポジションを弾く際に、ギターをよりタテにして弾くことが出来ます。
またギターを構えた際、ストラップの表面が、客席側に向くため、ストラップと一体でギターをステージで魅せることができる利点もあります。

新ストラップ、よかったらチェックしてみて下さい。
2-3.Vシェイプのグリップ

これまでのギターと同様の演奏感を実現するため、カスタムグリップによってネックをVシェイプに。
一番触れる時間の多いネックに関しては、アーティストの皆さまがこだわる重要なファクターであるため、従来お使いのギターのネックを元に、設計段階からしっかり詰めていきます。
またある程度木工が完了した状態でご本人にグリップチェックして頂いており、理想のネックシェイプに仕上がるようスタッフと一緒になって制作しています。
YOSHIHIROさんにはSoniaの他に
V型ギターの「Ark V」やトリプルネックの「SIGNAX」など、
Sagoの製品開発に色々とご協力頂いております。
またYOSHIHIROさんのアーティストページにて
Soniaのデモサウンドが視聴できますので、
ぜひチェックしてみてください↓
アーティストページ
3.まとめ
以上となりますが、いかがでしょうか?
このSoniaは他にも真鍋貴之さんや
音羽さん(Stem Sonia)にもお使い頂いており
アーティストやお使いのお客様からアイディア、
ご意見を元に初期モデルから進化してきました。
これからもより浸しみやすく、またステージ上で
個性が光るモデルとして、試行錯誤を続けていきます。
なおSagoとSeedの中間の価格帯ブランド、
StemからもSoniaが登場しました。
記念すべき1本目はStem Sonia 音羽 Custom
アズライトという宝石をイメージしたラップ塗装は
何度も音羽さんと相談し製作いたしました。
こちらもぜひチェックしてみて下さい↓
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