展示会モデル Classic Style T Custom特集
最終更新日: 公開日: ギターモデル
こんにちは。
久々の楽器イベントに向けて、
製作に追い込みをかけているSago工房内。
今回は一足先にその中の一つ、
Classic Style T Customについて
特集していきたいと思います。
1.ボディ
レーザーでの彫刻といえばStyle T。
何度かこのデザインでStyle T Customを
製作していますが、今回は新たな試みとして、
ボディトップにアルダーを採用しています。
レーザーでの彫刻を工房にある木材で
いろいろと試作していたところ、
最も色の濃淡の鮮やかさを
表現できたのがアルダーでした。
本モデルではデザイン面でアルダーを
トップ材として使用しており、
バック材のライトアッシュも
ボディの表面から見えるよう、
ボディ外周をリバースR加工しています。
2.ピックガード
こだわりのウッドピックガード。
アッシュ(上)、
ウォルナット(中)、
シナ(下)の3Pで構成しています。
ボディバックのライトアッシュと相まって、
明るい印象に。
音には特段影響しないStyle T Customの
ピックガードですが、
ウッドピックガードによって、
木材ならではの温もりや杢の感じを表現できますよ！
3.ネック
ネック材にはライトサーモメイプル、
指板材にはバーズアイメイプルを採用。
Sagoではお馴染みのサーモウッドですが、
レーザー加工の色合いとマッチしてますよね。
サーモウッドについてはこちらをご覧ください。
メイプル指板はサウンド的に明るく
立ち上がりのいいサウンドとなります。
バーズアイが入っていると
より木目を強調したルックスに仕上がります。
4.ピックアップ
こちらのStyle T Customには
ブレードハムである
L(x) Twin Rail Humbuckerが搭載されています。
シングルコイルのサイズのハムバッカーPUで、
桜村眞さん(和楽器バンド: 町屋さん)の麒麟に
搭載しているものと同じPUを採用しています。
麒麟のサウンドは桜村さんの本人演奏で
ぜひ聴いて下さい。
立ち上がりの速さを感じつつ、
ハムバッカーらしい低音の厚みや
パワーを感じるPUです。
5.コイルタップ
トーンノブを引っ張ると
コイルタップできます。
コイルタップとは2つのコイルで構成されている
ハムバッカーPUの片側だけを鳴らすことで
テレキャスタイプらしいシングルコイルの
歯切れのいいサウンドを出すことができます。
シングルコイルサイズの
ハムバッカーPUが2基搭載された
シンプルな構成ですが、コイルタップすることで、
サウンドバリエーションが広がりますよ。
6.6連ブリッジ
通常のStyle Tは3連タイプのブリッジを
搭載していますが、
こちらのStyle T Customでは
6連タイプのブリッジを採用しています。
6連サドルを採用することで、
各弦のオクターブ調整を細かく行うことができます。
リードを積極的に弾くギタリストさんにとって
オクターブのチューニングはシビアですので、
プレースタイルに合わせたハードウェアを
提案させて頂きますよ。
7.サウンド
実際のサウンドはこちらからお聴きください。
8.まとめ
一見可愛らしいルックスですが、
パワフルなサウンドと
テレキャスタイプらしい歯切れの良さを
持ち合わせています。
3 way switchによる音色切り替えは
通常のStyle Tと同じなので、
馴染みの演奏スタイルで演奏することができます。
Style Tといえば
栗・樫・黒柿で構成した和なモデルなど
桜村さんのアーティストモデルなど
今回のモデルも含め、
一つ一つに個性がありますよね。
シンプルのギターだからこそ、
レーザー加工でデザインにこだわったり、
自社開発のPUを搭載するなど、
New Material & New Ideaで
Sagoならではの1本を
お作りすることができますよ。
そしてこちらのStyle T Custom、
Yokohama Music Styleにて
試奏できますので、
ぜひ6/25, 6/26は
Sagoブースにお越しください。
