Carbon-neck

カーボンネック

オールカーボンのアコースティックギターを製作している炭丸ギターのご協力により、New  Materialとしてカーボンネックを導入しました。

これまでにもカーボンを使った楽器はありましたが、それらは全て海外製で、国産のエレキギター・ベースではSagoが初です。

従来のカーボンネックのような無骨で冷たいイメージにならないよう、カーボンの焼き方を工夫しております。
ネックを中空構造にすることで、柔らかく、木材のようにしっかり鳴るよう設計しております。
またネックの重量がカーボンと木材とで大差なく、楽器を構えたり、ネックを握った時の感触が木材と違いすぎないようにしています。

枯渇、高騰する木材に代わる新たな素材としてぜひカーボンをお試しください。

特徴

気候変化に全く左右されず、ベストのネックコンディションを常に保ったまま演奏ができます。

木材の場合は、楽器として完成後も木材が水分を吸ったり吐いたりすることで、ネックが動いて(曲がって)しまいます。
人工的に強制乾燥させたサーモウッドは環境変化に強いとはいえ、ネックが絶対に動かないということはありません。

カーボンはそうした心配はなく、一度セッティングしたネックコンディションを維持し続けることが最大の特徴です。

また木材のネックと同様にトラスロッドを仕込んでいます。
弦高調整やネックの状態(ストレート、ほんの少し順反り気味など)を微調整できます。

なおフレットはステンレスを標準採用していますが、アップチャージによって変更が可能です。
サイドポジションマークにはルインレイを標準搭載。

サウンド

①ハードメイプル
②ライトサーモメイプル
③カーボン

の3種類を同じピックアップポジション、フレーズ、奏法で比較しました。

ギター

ベース

実際のサウンドについてはこちらでご確認ください。

木材に比べるとフラットな印象で、均一に鳴る傾向があります。

-収録環境-
ベースはSago工房の試奏ブースにあるSWRのアンプをマイク収録した音とライン収録した音をブレンド。
6弦ギターはSagoの工房の試奏ブースにあるJazz Chorusのアンプにマイク3本を立てて収録しています。
※7弦ギターはライン収録後、BIAS AMP2で音作りし、クリーントーンと深めに歪ませたサウンドで比較しています。

実践的な音の比較資料として、オーダーのご検討の際には、ぜひ一度お聴きください。

注意点

カーボンネックは生産の都合上、以下記載の仕様に限定してオーダーを受け付けております。

【6弦Guitar】
Radius: 9.5 inch
Scale: 648mm 
Flet: 22F (JESCAR #47095)
※Classic Style SやSoniaで標準採用。

【7弦Guitar】
Radius: 16 inch
Scale: 648mm 
Flet: 24F (JESCAR #57110)
※Ymir7で標準採用。

【Bass】
Radius: 9.5 inch
Scale: 864mm 
Flet: 21F
※OveやTabuchi MK-IIで標準採用。Classic Style J4にも搭載可能。

※カスタムグリップ、上記以外のスケール、フレットの増加、ヘッド形状の変更などについては対応しておりません。

※プラス1万円で指板面にドットポジションを入れることは可能ですが、カスタムインレイなどは対応しておりません。

※ネックの仕様を限定させて頂いている関係上、カスタムオーダーでカーボンネックをお選び頂く際に、オーダーの内容によっては、ギター・ベースの全体の仕様に関して相談させて頂く場合がございます。