Seed TD-SG登場

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こんにちは。

昨年に続きSeedから
エレキギターの新モデル、
TD-SG #001を発売しました!

TD-SG #001Art School
MONOEYESのギタリストとして
活躍するToddy こと、
戸高賢史さんのシグネイチャーモデル。

今回のSago Blogで詳しく
解説していきたいと思います。

1.Seed TD-SGとは?

アーティストモデルをより身近に、
これからギター・ベースを始める「種」として
Seedブランドが誕生しました。

アーティスト監修の元、
中国の協力工場で量産することにより、
本格的なギターをお求めになりやすい価格帯で
実現しています。

入荷後Sago工房にて、1本ずつ検品、
調整を行なっております。

今回はなんと戸高さんご本人に
100本近くあった入荷分全て
サウンドチェックしてもらいました。

初めてギターをプレーする方に
安心して手にとって頂けますよ。

戸高さんは元々ギブソン社のSGを
使用されておりました。

新たな要素を加えた新しいSGが欲しいと
オーダーをいただき、製作したのがSago TD-SG

完成後大変気に入っていただき、
現在もLIVEでご愛用いただいております。

そんなSago TD-SGのこだわりはそのままに、
Seed ver.TD-SG #001が完成しました。

2.カラー

Seed TD-SG #001
最大の特徴はなんと言ってもそのルックスです。

カラーは戸高さんこだわりの
Antique Pelham Blue

このカラーは塗装のトップコートが
経年変化によって黄色く焼けて、
元の青色が緑色にも見える独特の色味が特徴です。

塗装でそうした色味を出す為、
動画のようにブルーを吹いた後に、
イエローを吹いています。

Seed TD-SG #001 でも
この絶妙なカラーリングを
採用しています。

ボディだけでなく、ネック裏、ヘッドの裏側も
Antique Pelham Blueで覆われていて、
一体感があります。

3.ダミーのバイブローラー

アームを取り付けるための
パーツの一部であるバイブローラー

アームで音を揺らすことで、
独特のうねりを出したり、
ギターソロでハードにギターを
歌わせることが出来ます。

一方アーミングはギター弦を伸縮させて
音程変化させる奏法なので、
懸念点としてチューニングの
安定感に欠けることが挙げられます。

そうしたところからTD-SG #001では
アームはつけず、ルックスのワンポイントとして
ダミーのバイブローラーを取り付けています。

またバイブローラーはパーツ自体に
重量感があります。

SGタイプの懸念点であるヘッド落ち
(ストラップを装着した状態で、ギターを
ぶら下げているとヘッドが下がってくること)
ですが、ダミーのバイブローラー
取り付けることにより、
ギター全体の重量バランスが良くなりました。

ストラップを装着した状態でも
ヘッド落ちすることなく、演奏ができますよ。

4.木材

ギター選びにおいて、ボディやネックに
使われているマテリアルは重要です。

Seed TD-SG #001 に使われている木材は

ボディ:マホガニー
ネック:マホガニー
指板:パフェロー

と一般的なSGタイプと同様の
木材構成にしています。

木材はギターサウンドのクオリティ、
キャラクターがダイレクトに反映されるので、
妥協はしておりません。

定番かつ音が正確で分かりやすい
マテリアルのため、ギターを上達する上でも
有効なのではないでしょうか。

5.ピックアップ

ピックアップ(以下PU)とは
ギターの弦振動を拾うマイク
のようなパーツです。

サウンドキャラクターを見直しする際、
まずパーツ交換を行うのがPU。

Sago ver.のTD-SDや TD-035に
搭載されているL(x) HB Custom
Sagoで開発し、戸高さんにライブや
制作の現場でお使い頂きながら、
改良を続けてきたPUです。

Seed TD-SG #001ではこのPUの
レシピを元に線材、ターン数を指定して、
海外の協力工場でピックアップ制作した
L(x) Lite Humbuckerをフロント・リアの
2基搭載しております。

巻き線機がSagoの工房で使っているものと
異なるので、ワイヤーのテンションの掛かり方に
微妙な違いがありますが、
狙いのサウンドに仕上がりました。

現代的な音楽にもマッチするよう、
モダンでパワフルに。

ハムバッカーPU特有の粘りと
SGらしいスピード感があります。

ハードに歪ますことで、
ワイルドなドライブサウンドが楽しめますよ。

なお各PUにボリューム・トーンが搭載された
2 Volume・2 Toneのコントロール部。

フロント・リア、その両方を使うミックスの
3パターンの音色をToggle Switch
よって切り替えることができます。

6.ネック

ネックはギターやベースで
一番触れる時間の長いパーツ。

ネックの太さやスケール
(ナット〜ブリッジまでの長さ)が
モデルによって異なり、
演奏性に直結するので、
ギタリストがこだわるところです。

ネックは一般的なSGタイプと
同様に厚めのU型シェイプ。

ギブソンスケールと呼ばれる
628mmのミディアムスケール

なおセットネックジョイントを採用しており、
ボディとネックの密着性が高いので、
サスティーンに優れています。

7.検品の様子

Sago工房へ入荷したタイミングで
戸高さんにもお越し頂き、一緒に検品、
サウンドチェックを行いました。

まずは内容物の確認し、


外観、キズがないかなどチェック。

チューニングしてネックの状態を確認して、
電装系、コントロール部に異常がないか確認します。

これらの工程で問題がなければ
戸高さんによる本人演奏
最終確認していきます。

100本全て同じ仕様ですが、
木材の個体差の影響もあってか、
1本ずつそれぞれに音の表情がありました。

戸高さんが実践的にフレーズを弾いていて
違和感のあるものは、Sagoスタッフで
再度調整を行い、OKが出たものから
出荷を進めていきます。

戸高さん直筆のサインが入った
認定書も付属していますよ。

さらに初回ロッドをお買い求め
いただいた方には、
戸高さんオリジナルピック×5枚セット
付属いたします。

戸高さんからは、
1日中100本近くSGを弾いたのは初めて、
自身のシグネチャーモデルがリリースするのも
初めてとのことで、貴重な経験だったと
コメント頂きました。

サウンドチェック、
ものすごく大変だったと思いますが、
ご協力頂きありがとうございます!!

8.まとめ

Seed ver.でのリリース構想から
4年経過し、ようやく皆さまのお手元に
お届けすることができました。

早速弾いてみた動画など、
Seed TD-SG #001
ご愛用頂きありがとうございます。

そして2/20(日)、発売を記念して、
クロサワ楽器池袋店エレキ本館にて、
戸高さんとSago高山にて
トークイベント・ギタークリニックを開催します。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

これからもアーティストと連携して、
皆さんに喜んで頂ける楽器・アイテムを
お届けしていきます。