Sagoの日 ギターの注目トピック特集
最終更新日: 公開日: ギターモデル
こんにちは。
3/5はSagoの日。
Sago初のNAMM SHOWまで
残り1ヶ月と工房は準備で大忙しですが、
今回のSago Blogでは注目トピックをまとめました。
ここ最近Sagoで力を入れていたことを
改めて振り返りたいと思います。
1.和材
枯渇、高騰する従来の楽器用木材に変わる、
新たなマテリアルとして
Sagoでは和材をギター作りに取り入れています。
ボディの定番となった欅、
栗
アサダ桜
ネック材には楢や樫
を活用しています。
Novelbright:沖 聡次郎さんの
Shinra 風神・雷神では
木象嵌をボディ全面にレイアウト。
マテリアルは全て和材を採用しました。
和材でのオーダーは徐々に増えてきており、
栗をボディトップに使ったり、
玄圃梨をボディ材に使ったり、
和材の活用の仕方もオーダー頂く皆さまから
アイディアを日々頂いております。
和材は共通して、手触り、サウンド共に
柔らかい印象があります。
YouTubeの試奏チャンネル
(Sagoのサウンドアーカイブ)で
実際に音を聞くこともできますし、
ギャラリーにてこれまで製作してきた
モデルをご覧頂けますよ!
2.カーボンネック
国産カーボンをエレキギター・ベースで
初採用したSago。
従来のカーボンネックのような
無骨で冷たいイメージとならないよう、
カーボンの焼き方を工夫して頂きました。
ネックを中空構造にすることで、
木材のような鳴りに近づけ、
重量も木材のネックと同様に合わせました。
気になるサウンドについては、
ハードメイプル、サーモメイプルとも
比較ができる動画を作りましたので、
ご覧ください。
またギターマガジンの特集で、
Sago Sonia Carbon Neck Customを
野村義男さんに演奏して頂きました。
サウンドはもちろん、演奏中の
リアクションにもぜひ注目して
ご覧ください。
環境変化に全く影響を受けない上で、
木材のようなサウンドを目指した
カーボンネック。
なおトラスロッドを仕込んでいますので、
木材のネックと同様お好みの
弦高やネック調整が可能ですよ。
より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
3.Buntline 6266
ハンブレッターズ:ムツムロアキラさんの
アーティストモデル。
テレキャスタータイプのボディに
“Sホール”が入り、ホロウ加工した
セミアコタイプのギターです。
ホロウのエリアをボディの半分だけに
することで、意図としないハウリングを防いだり、
ソリッドギターのような芯のあるサウンドに。
ピックアップはSagoのClassic Style Tで
採用しているL(x) TL。
歯切れ良く、タイトな高音域が特徴的で
テレキャスタイプのオーダーで
ご好評のPUです。
Sago Buntlineは本人同仕様でオーダー頂いたり、
カラーのみ変更のカスタムオーダーを
多数頂いています。
Seed ver.でも発売して以来大変ご好評です。
ギターボーカルの方に
ぜひ手にして欲しいモデルです。
4.削り出しのセミアコギター
エレキギター用の木材を削り出して
セミアコースティックギターの
ボディを作っています。
MONOEYESやArt schoolの
ギタリストして活躍されている
戸高真史さんのTD-035や
和楽器バンド、m:a.tureで活躍している
桜村眞さん(和楽器バンド:町屋さん)に
現在お使い頂いているCurious Arched Topなど
アーティストの皆さまを
中心にお使い頂いています。
木材を削り出してセミアコの
ボディ形状を作っているため、
エレキギター用の木材をお選び頂けます。
TD-035 Customでは
欅をボディバックに採用し、
欅の特徴的なミドルの感じと
和材特有の柔らかいニュアンスが
セミアコのサウンドに上手くマッチしました。
そしてSagoのConcept Modelである
Curiousについても、この技術を
上手く使いながらアップデートを
予定しております。
セミアコのギターでもカスタムオーダーが
できるようになり、試行錯誤しながら
皆さまのオーダーをカタチにしていってます。
5.オリジナルピックアップ
Sagoでは自社開発のピックアップ
(以下PU)にも力を入れております。
このハムバッカーはPUのボビンを
ガルバンファイバーを
レーザー加工して作っています。
このボビンを活用することで、
シングルコイルPUを二つ並べたような
カタチでハムバッカーを構築しています。
こうすることで、コイルタップした時に、
よりシングルコイルらしい歯切れ、
クリアなサウンドを得ることができます。
このPUを採用している
YmirにてPUを改良しました。
ハムバッカー時とコイルタップ時の
音量差が出ないよう、
以前はコイルタップするコイルの巻き数を
キャンセルされるコイルより多く巻いていました。
改良後ではコイルの巻き数は同じにし、
コイルタップされるコイルの
マグネットをアルニコ5、
キャンセルされるコイルの
マグネットをアルニコ2にしました。
なおコイルタップ時は
フロントPU・リアPU共に
ネック側のコイルが鳴ります。
テクニカルなギターに要求される
多彩なサウンド、深く歪ませても
音の芯がしっかり分かるPUへと進化しました。
コイルタップ時にシングルコイルのサウンドとして
芯のあるサウンドで鳴らせます。
最近オーダー頂いたJ’s Customで
音の聴き比べができますので、
ぜひチェックしてみてください。
なおハムバッカーPUと言えば、
ニッケルのカバーが上げられますが、
レーザー加工によってデザインができますよ。
6.まとめ
ルックスに関するものから、
音に関するものまで様々な
視点でSagoのギターは進化し続けます。
NAMM SHOWでもその成果が
発揮出来るよう、追い込みを
かけていきますよ。
そして本日3/5はSagoの日、
Sagoブランドのギター・ベースが
たくさん見れることを楽しみにしています。