Sagoのリフィニッシュ依頼について
最終更新日: 公開日: オーダーメイド参考

弊社のカスタムサービスの中でも特に人気のリフィニッシュ。
Sagoではカラーの塗り替え、フルカラー印刷、エイジド加工、ラップ塗装、インクアート塗装などなどたくさんの選択肢からリフィニッシュを行うことが可能です。
お手持ちのギター・ベースのカラーを自分好みにガラッと変えたい、汚れや傷を綺麗に直したい!とお悩みの方に各リフィニッシュについて紹介していきたいと思います。
リフィニッシュについて

ボディ・ネックのリフィニッシュが可能です。
元の塗装を剥がして打痕やキズを取り除き、表面を綺麗に整えて新しい塗装を吹きます。
楽器の状態によっては塗装を剥がさないオーバーコートも可能ですが、仕上がりの塗膜が厚くなりすぎないように、基本的に元の塗装を剥がしてからのリフィニッシュをおすすめしています。
大きな打痕や傷のある場合、または木目の見えないソリッドカラーの場合は、希望通りのカラーや塗装方法に仕上げることが難しい場合があります。※下記にて解説していきます。
作業前に打ち合わせを行い、楽器の状態に合わせてご相談させていただきますので、お気軽にご相談ください。
カラー・塗装について

リフィニッシュの醍醐味、カラー&塗装。
- 塗りつぶしのカラー (ソリッド/メタリック/ドレス)
- 木材が見えるカラー (シースルー/バースト/ナチュラル)
- フルカラー印刷
- ラップ塗装
- インクアート
- エイジド加工
など幅広い選択肢からお選びいただけます。
オリジナルのカラーの場合、イメージや画像・物・色見表などをもとにカラーを調合し、塗装前に「カラーサンプル」を製作しご確認いただくことで完成後のイメージの相違を防ぎます。
カラーにお悩みの方は弊社の「レギュラーカラー」がありますので、ぜひそちらを参考にしてみてください。
各カラーとリフィニッシュの注意点について解説していきます。
塗りつぶしのカラー

ソリッド・メタリック・ドレスのような塗りつぶしのカラーでは、木目が見えなくなるまでカラーを塗りつぶすため、仕上がりの印象が下の材に左右されません。
お手持ちのギター・ベースがすでに塗りつぶしの場合、剥がした時に木材にカラーが染みこんでいたり、思っていた木目と違ったなどの問題が起きる場合がありますが、塗りつぶしのカラーであれば基本的に塗装が可能です。
木材が見えるカラー

シースルー・バースト・ナチュラルのような木材が見えるカラーでは、下の木材がダイレクトに影響してきます。
お手持ちの楽器のボディ材が、明るい木材(メイプル/アッシュ)であればカラーの選択肢は広いですが、色味のある木材(アルダー/マホガニー)や濃い木材の場合は青系や鮮やかな発色のカラーが難しいため、木材の状態にあった色を選ぶ必要があります。
打痕や傷についても、塗りつぶしのカラーよりも条件がシビアになるため、現在のモデルの状態を写真や実物などで確認し、ご相談させていただきながらリフィニッシュを進めていきます。
フルカラー印刷

オリジナルのイラストやデザインをボディに印刷することができます。
元の塗装を剥がす場合、剥がし→ボディ全面にカラーを塗り直してからフルカラー印刷を行います。
塗面が綺麗であれば、そのまま印刷が可能です。
印刷部分は少し下地が透けるため、鮮明にカラーを出したい場合は、先にデザイン部分のみ白を印刷します。
※高低差3mm内での印刷となりますのでアーチトップやサイドの丸みの部分・コンター部分は印刷できません。
※トップコートはウレタングロスまたはウレタンマットのみ。
↓印刷についてはこちら。
ラップ塗装

その名の通りラップを張り付けて模様を付ける塗装技法です。
Sagoでは一般的なラップ塗装以外にも、模様の付け方や色の組み合わせなどを工夫したオリジナルラップに挑戦しています。
複雑なラップの模様とかなり厚みのある塗装によって、打痕や傷などは目立ちにくく、カラーも自由にお選びいただけます。
※トップコートはウレタングロスまたはウレタンマットのみ。
↓ラップ塗装のラインナップはこちら
インクアート

塗料を垂らして、広げたり色を重ねたりすることで模様を作り出します。偶然できる柄や色のにじみなどはとても幻想的で目が惹きつけられるような魅力があります。
透明度の高い塗料を使用するため、下地に白を吹いてからインクアートを行います。
エイジド加工

エイジド加工(レリック/ビンテージ加工)とは楽器に経年変化による塗装の傷や剥がれ、金属パーツのくすみなどのビンテージ風の風合いを再現する加工です。
単色はもちろんマルチレイヤーも可能です。
さらに上記で紹介したラップカラーやインクアートを使用したマルチレイヤーにも挑戦しています。
3段階の加工レベルからお選びいただくことができます。
※トップコートはラッカーまたはシンラッカーのみ。
↓エイジド加工についてはこちら。
トップコートの種類
仕上がりはウレタンまたはラッカーからお選びいただけます。

ウレタングロス
透明度が高く強い光沢が特徴なので鮮やかなカラーに最適。温度や湿度の影響を受けにくく、耐久性が高いので木部の保護という点で優れています。
塗装面を磨き上げた艶のある仕上げをグロスと呼びます。

ウレタンマット
吹きつけの艶なしの仕上がりになります。
耐久性はそのままですが、反射がないので、同じカラーでもグロスより落ち着いた色味になります。
さらさらとした手触りなので、ネックで人気の高い塗装です。

ラッカー
ラッカー特有の深みのある艶、黄変やウェザーチェックなど経年変化を楽しむことが出来る塗料です。
揮発乾燥なので完成後も徐々に乾燥が進み、塗膜が薄くなっていきます。
ゴムに触れると塗装が溶けるなど、非常にデリケートな塗装でもあるので取り扱いに注意が必要です。

シンフィルム
ハーフマットのウレタン塗料を使用した極薄塗装です。
木材の鳴りや質感を活かしたまま、カラーやメタリックの塗装が可能です。また、完成時の重量も少し軽くなります。

シンラッカー
ラッカー塗料を使用した極薄塗装です。
通常のラッカー塗装よりも剥がれやすいため、短期間でヴィンテージのような使い込んだ風合いが出てきます。
※シンフィルム・シンラッカーの極薄塗装は、導管に塗料が染みこんだ木目を生かしたビジュアルが特徴ですが、リフィニッシュの場合は元の塗装である程度下地が吹かれているため、木目の凹凸が目立たない場合があります。
自動見積もり
お見積り内容をそのままメールで送るとご注文いただけます!
※このメールは受注を確定させるものではございません。
※正式受注は支払完了後となります。
※お見積りは概算となります。最終お見積りはこちらから改めてお送りさせていただきます。

「Sago」は2004年に創立した、ギターメーカーです。
エレキギター・ベースを基本に、スタンダードなモデルや弊社プロデュースのモデル、フルオーダーまで幅広く製作をしています。
豊富なアイデアと技術で、お客様の理想の一本を製作させていただきます。