Stem特集 Sonia編
最終更新日: 公開日: ギターモデル
Stemブランドに新しく仲間入りした「Sonia」
Stemの意味は【幹】であり、Seed【種】から幹を伸ばし、成長するステップアップの為のブランドとして名付けられました。ゆくゆくはSagoブランドでSeedやStemを使ってきた中で出てきたアイディアやイメージを形にして欲しいという願いが込められています。
今回はそのStemのギターモデルStem Soniaについて解説していきたいと思います。
1.木材、木工
SagoオリジナルのConcept Modelをより身近に手にとってもらいたいという思いから、Stemの基本設計はSagoと同じにしています。
SoniaはSagoで一番初めに開発したストラトタイプモデル。
馴染みやすいCシェイプネック、高い演奏性、3つのピックアップとトグルスイッチにより合計5種類のサウンドが出せるのは一般的なストラトタイプのギターと同じです。
Soniaは日本人に合わせて小ぶりなボディシェイプに設計。
少しスラントさせたデザインはホールド感が良く抱えやすくなっています。
またセンターピックアップをリア寄りに配置するなど、Sagoのアイディアを反映させています。
アルダーボディ・ハードメイプルネック・ローズウッド指板
木材の選定はスタンダードなストラトキャスターと同じですが、Sagoブランドと同じくStemでもトップグレードで良質なものを採用しています。
またStemの木工は協力会社に依頼しており、仕様を限定して量産することで、お求めになりやすい価格を実現しています。
2.ルミンレイサイドポジションマーク
Sago、Stemのエレキギター、ベース共通となりますが、サイドポジションマークには蓄光素材のルミンレイを採用しております。
照明の光を吸収して、暗くなった時にサイドポジションマークが光ります。
ステージ上が薄暗くなるシーンにおいても、ポジションが分かりやすく、正確な演奏ができるようアシストしてくれます。
LEDのような強い光ではないため、目にも優しいのが嬉しいポイントです。
なおStem Soniaにはブルーの2mmを採用しています。
3.ピックアップ
S-S-Hのピックアップレイアウト
1Volume + 1Tone + 5Way SW
Stem Sonia用に新たに開発したL(x) Pickups。
これらはSago ver.のSoniaのピックアップのレシピを元に海外の協力工場で製造しました。
Soniaの持つ立ち上がりの速さ、高音域のキレに着目し、モダンなサウンドに仕上げています。
センターのピックアップ(Middle PU)をブリッジ寄りに配置することにより、シングルリアのようなソリッドなサウンドを出すことができます。
フロントのピックアップ(Neck PU)と距離が生まれることで、独特な立体感あるハーフトーン(Both Tone)に。
4-2.ペグ
ペグはコストパフォーマンスの高い
Gotoh SG381を搭載。
チューニングの安定性がよいので、安心してお使い頂けます。
4-3.ブリッジ
ブリッジはGotoh GE101Tを搭載。
ピックアップの特性を活かすため、そのサウンドをストレートに発揮できる6点でトラッドなブリッジを選定しました。
4-4. Inertia Brass Block
Sagoオリジナルのブラスブロック。ミドルレンジが強調され、サスティーンが向上します。
こちらのブラスブロック、Sago ver.では標準搭載していますが、Stem Soniaには搭載していません。
ですが、オーダー時に合わせてご注文頂きましたら、ブラスブロックを装着してセットアップします。
※別途追加費用あり
Inertia Brass Blockは単体販売もしておりますので、サウンドのブラッシュアップにもぜひご利用ください。
5.カラー・ピックガード
Stemは仕様を限定しておりますが、個性を彩る大事な部分のピックガード、カラーはレギュラーラインナップからお選び頂くことができます。
カラーは塗りつぶしのソリッドカラーの他、ラップネイキッド塗装をご用意しました。
ラップネイキッド塗装は通常のラップ塗装と違い、ラップを剥がした時の凹凸をそのまま残していますので、躍動感のある模様をお楽しみ頂けますよ。
※カスタムカラーについては要相談となります。カラーサンプルの有無、工程により、別途料金を頂く場合がございます。
塗装 (例) | 価格 |
---|---|
Body: Thin Film / Neck: Thin Film | ¥264,000 |
Body: Wrap Nakid / Neck: Wrap Nakid | ¥275,000 |
6.ユーザーレビュー
Stem Soniaをお使いの方から
コメントを頂きましたので、ご紹介します↓
Stem Soniaで演奏してみて、丁寧に作られていることが手触りからも音からも分かりました。
Sago ver. と同じく、演奏性に優れていて、Cシェイプのネックは握りやすく、他のギターから持ち替えても親しみやすいです。
ハイポジションはカッタウェイを広くとっていますので、アクセスがスムーズです。
サウンドはSago ver.と同様にレスポンスが速く、歯切れの良さが体感できます。
リアピックアップ(Bridge PU)はストラトタイプに搭載されているハムバッカーらしい太さとスピード感を兼ね揃えていて、ドライブさせてリードを弾いた時には特にハイミッドにエネルギーを感じます。
また特徴的なセンターピックアップ(Middle PU)の配置により、シングルリアのようなソリッドなサウンドが出せることは大きなポイントではないでしょうか?
センターピックアップ(Middle PU)は派手な印象で、リアのハムバッカーに負けないパワフルなサウンドです。
汎用性の高いハムバッカーのリアのサウンドとシングルリアのようなニュアンス、両方取り扱えるのはSoniaならでは。
シングルリア、ハムバッカーのリア、両方を取り扱うなら、ギターを持ち替える必要がありますが、Soniaなら1本で解決しそうです。
フロントピックアップ(Neck PU)はメロウかつ、こちらもパワーがあります。
フロントピックアップとセンターピックアップのハーフトーンは通常のストラトタイプと比べて、よりエッジな印象です。
ハッキリとしていて、カッティングやストロークが映えます。
最近サブスク等でよく耳にする打ち込み系のエレクトロな楽曲。
こうした楽曲で求められるスマートなギターサウンドにも、Stem Soniaがマッチしそうですよね。
そして、この価格帯でカラーやピックガードなど自由にカスタムできるところがいいですよね。
既製品にはないカラーやピックガードとの組み合わせを自分好みにできるのはオーダーならではの醍醐味。
昨今の状況により、パフォーマンスをネット配信で見てもらう機会が増えています。
こうした個性的なカラー、ルックスのギターは画面の中であっても存在感が発揮できます。
音楽活動の場がオンラインにシフトしていく中で、Stem Soniaが活躍するのではないでしょうか?」
7.まとめ
アーティストモデルやサゴギャラリーを
元にカラーリングできますし、
オリジナルピックガードを装着すれば、
より個性的にStem Soniaをドレスアップできますよ。
なおこちらのStem Soniaは
音羽-otoha-さんに
お使い頂いております。
※タップすると販売ページへ。
より詳しくSoniaのことを深掘りしてみたい方は
以下の記事でも特集してますので、
よろしければご覧ください。