NAMM SHOW 2025年モデル特集 ベース編
こんにちは、Sago NMG工房です!
今年もやってきました、アメリカ、アナハイムで開催されるNAMM SHOW 2025にSagoは出展致します!
気合い十分なモデルが今回も完成しましたので、ブログで紹介させて頂きます。
1.Sago JM Bass4 Carbon Neck
1-1.アルコールインクアート塗装
Sagoで近年力を入れているアルコールインクアート塗装。
アルコールインクアートは、アルコールインクを垂らして広げたり色を重ねたりすることで絵や模様を描くアート手法です。
偶然できる柄や色のにじみなどはとても幻想的で目が惹きつけられるような魅力があります。
今回はCEOの高山が塗装しまして、赤を中心としたセクシーな仕上がりになりました!
コントロール部近くに紫が入っているところがスタッフのお気に入りポイントです。
下地を白く塗った後、メインの赤を垂らしながら、色を追加していき、時よりエアーを吹いたり、ボディを傾けることで、色がランダムに混ざっていきます。
バーストを吹いて締まりのある印象にしつつ、黒くし過ぎず、
赤みが若干残った上品なブラウンに。
アルコールインクアートの塗装はこちらで詳しく解説しています。
1-2.カーボンネック
Sagoは国産として、初のカーボンネックをエレキギター・ベースに採用しています。
カーボンネック最大の特徴は、環境変化に全く左右されず、年間通じてベストのネックコンディションを維持できること。
木材のネックであれば季節によってネックが動いて(反って)しまいます。環境変化に強いサーモウッドであっても、多少は動くことがあるのですが、カーボンネックはそのようなことがありません。
また木材のネックと同様、トラスロッドを仕込んでいますので、弦高やネックの反り具合などの調整が可能です。
従来の樹脂製のネックのような無骨で冷たいイメージとならないよう、カーボンの焼き方を工夫し、ネックの内部を中空構造にすることで、柔らかく木のような鳴りを目指しました。
重力も木材のネックと同じにしています。
ハードメイプル、サーモウッドのメイプル、カーボンで音を比較していますので、参考にご覧ください。
注意点として、カーボンネックは量産して炭丸ギターさんへお作り頂いてるため、グリップシェイプやフレット数の変更など、ネックに対してのカスタムはお受けすることができません。
詳しくはこちらで解説しています。
なおカーボンネックは今のところ、ベースの4弦モデル、ギターの6弦モデル、7弦モデルがあります。
今後新たなモデルがラインナップが加わる予定なので、お楽しみに。
3.電装部
JM Bassの大きな特徴であるSagoオリジナルのJM Bassピックアップ。
プレシジョンベースタイプのピックアップのコイルを斜めに配置し、フロント・リアへ2機搭載しています。
ピックアップカバーはギターのジャズマスター用のPUカバーの穴なしをレザー加工しています。
レーザー加工を導入したことで、ボディやピックガードにデザインを施したり、ピックアップのボビン、カバーを加工することができるようになったため、このようなオリジナルピックアップを開発することができています。
コントロールはMaster Volume, Balancer, Tone, Series / Parallel。
このレイアウトはStem Ove4と同じで、パッシブながら多彩な音作りができ、操作性に優れています。
またPタイプのPUは単独で使用しても、JタイプのシングルコイルPUのようにノイズが発生しにくいことも大きな特徴です。
Parallel → Seriesへ切り替えると、高音は若干なだらかになり、低音の厚みが増します。
ミックスサウンドについて、Pallalelではジャズベースのようにタイトで音の輪郭がハッキリしているのに対し、Seriesではロングトーンにおける低音の維持が向上しています。
ベースソロ等、目立つところでブースターのように使うのもありですか、音量が単に上がるだけでなく音色が変わりますので、色々試しながら音作りを模索して頂けたら幸いです。
サウンドはこちらでお聴きください↓
ショーモデルとして軽量な仕上がり、コンディション維持が抜群で、ルックス、音にも個性のある1本となりました。
2.Sago Prime Edge4 歌舞伎
フランスで開催されたJapan EXPO 2014に向けて製作したショーモデル。
※こちらの動画の途中で登場します↓
歌舞伎を塗装で表現した日本を全面に感じる1本です。
またPrime Edgeは海外からオーダーやお問い合わせの頂くことの多いモデルでもあるため、ギターショーの本場、アメリカでも知ってもらいたいと思い、今回展示します。
LEDポジションマークを搭載し、インパクト抜群ですよね!
3.Seed Dullahan
先日発売を発表したMINAさんのアーティストモデル:Seed Dullahan。
Sago ver.と瓜二つのルックス。
お求めになりやすい価格帯の中で、同等のスペックを実現しました。
詳しくはこちらでMINAさんご本人と解説しております。
なお今回のNAMM SHOWでは、MINAご本人もご参加頂き、現地でデモンストレーションを行います。
MINAさんは日本はもちろん、海外にたくさんのファンがいらっしゃいます。
YouTubeでも MINAさんやDullahanに関してのコメントを多く頂いていることから、注目度の高さを感じます。
4.まとめ
アーティストや現地でご協力頂く方々のご支援の元、今年も全力でSagoのギター・ベースを世界中の皆さんに見て、弾いて、触れてもらいます。
またInstagram等でNAMM SHOW当日の様子を随時アップしていきますので、日本にいる皆さんもお楽しみにしててください。
「Sago」は2004年に創立した、ギターメーカーです。
エレキギター・ベースを基本に、スタンダードなモデルや弊社プロデュースのモデル、フルオーダーまで幅広く製作をしています。
豊富なアイデアと技術で、お客様の理想の一本を製作させていただきます。