Tabuchi Mk-II 本家PU & Plate発売
こんにちは。
Seed Tabuchi MK-II、発売から
しばらくたちますが、おかげさまで
ご好評頂き、ありがとうございます。
Tabuchi MK-IIは
UNISON SQUARE GARDEN: 田淵智也さんの
アーティストモデル。
Seedブランドではスチューデントモデルとして
一部の仕様を変更の上、
お求めやすい価格帯で販売しております。
より田淵さんのサウンドに近づけたい、
田淵さんのプレースタイルを取り入れたい
というご要望に答えるため、
この度、本家Sago ver.で採用しているピックアップと
コントロールプレート
(プレート単体とアンセンブリーしたもの)を
発売させて頂きます。
今回のSago Blogではそのピックアップと
コントロールプレートについて紹介させて頂きます。
なおサウンドサンプル動画では
交換前・交換後を聴き比べできますので、
合わせてぜひご覧ください。
1.本家PU
Sago ver.のTabuchi MK-IIでは当初、
Nordstrand社のBig Single PUを搭載しておりました。
こちらのPU、Sagoでオーダー頂く中でも人気が高く、
OveやRidillのオーダーでもよく登場します。
Tabuchi MK-II完成後、田淵さんとや
りとりをする中で、
「楽器自体にミドルがしっかり
備わっているので、ミドルの感じは残しつつ、
ジャズベースらしいサウンドに
寄せていきたい。」
とリクエストを頂きました。
そこでSagoのビルダー陣で試行錯誤し、
3種類のプロトタイプPUを制作し、
田淵さんにお試し頂きました。
その中で今回発売するL(x)Tabuchi Customが
現在、田淵さんご本人にご使用頂いている
Sago Tabuchi MK-IIに搭載されています。
※タップすると販売ページへ。
【交換用PU】 価格:単体¥22,000(税込) セット¥42,900(税込)
マグネットワイヤーにはヘビーフォームバーを採用。
ビックシングルPUの特徴である
ポールピースを弦に対して斜めに配置。
弦振動を拾うエリアが広くなるほか、
ポールピースが斜めの配置なので、
同じターンでもマグネットワイヤーを
多く巻くことになります。
これによりビックシングルタイプ特有の
中低音の厚みや立体的なサウンドが
お楽しみ頂けます。
Seed ver.に標準搭載している
L(x)Lite Tabuchi Customも
同じくそうしたキャラクターを狙って、
Sagoでレシピを考案したものを、
海外の協力工場で製作し、搭載しています。
本家Sago ver. のこのPUに交換頂くことで
ビックシングルPUの厚い中音を軸に、
ジャズベースらしいタイトな低音、
高音のキレを意識し、音響的なバランス向上と
迫力のあるサウンドが得られます。
なおこちらのPU、単体販売も行なっており、
Seed Tabuchi MK-IIに限らず
Stem Ove4や互換性のあるモデルにも搭載可能です。
ちなみにSagoではこちらのGasaki Neon PinkのOve4の
ように、各弦のポールピースの位置をスラントさせた
オリジナルPU製作を始めました。
こちらのPUもザグリなしで
Seed Tabuchi MK-IIにも搭載可能です。
MMP #12 Ove4 は通常サイズと
クオーターパウンドの
ポールピースを組み合わせたオリジナルPU。
Sagoでのピックアップ製作はこんな感じで
やってるのでぜひご覧ください。
2. 本家PLATE
Sago Tabuchi MK-IIの特徴である
1 Volume & 1 Tone仕様。
常に1種類のミックスサウンドしか出さない
田淵さんのプレースタイルを考慮し、
このシンプルなコントロールを
専用設計で製作しました。
※タップすると販売ページへ。
【交換用プレート単体】 価格¥3,300(税込)
Seed ver.ではオーソドックスな
ジャズベースタイプと同じく、
2 Volume & 1 Tone仕様ですが、
このオリジナルのプレートを用いれば、
田淵さんと同じプレースタイルの
1 Volume & 1 Toneでお楽しみいただけますよ。
PLATE単体での発売の他、本家Sago ver.と同じ
ポッド、コンデンサー、ジャックを搭載した
アッセンブリー済PLATEも発売します。
※タップすると販売ページへ。
【アッセンブリー済み/コントロールプレート】 価格¥13,200(税込)
ポットはCTS、
コンデンサーはオレンジドロップ、
ジャックはスイッチクラフトを採用。
こうした電装系のパーツを変えることでも
音がけっこう変わります。
取り替えてみますと、
新品の弦に変えたような明瞭感が出ました。
なお外寸は通常のジャズベースタイプと
同じですので、Seed Tabuchi MK-IIの他に、
SagoのClassic Style-Jや
一般的なジャズベースタイプのベースにも
取付可能です。
1 Volume仕様にすることで、
プレシジョンベースの様に
シンプルな操作でボリューム調整ができますよ。
3.Sago工房で取付
今回発売するPU & PLATEは、
取付方法を記載した取扱説明書を
つけておりますので、ホームセンターなどで
手に入るはんだごてや工具類を
揃えればご自身で取付可能です。
しかし工具を持っていないとか、
メカニックなところはよく分からない、、
という方、いらっしゃいましたら
Sago工房で取付させて頂きますよ。
取付工賃は以下の通り。
・ピックアップ交換(2個): ¥4,500.-
・アッセンブリー済PLATE交換: ¥2,000.-
・PU & PLATE SETで交換:¥5,000.-
ベース本体はSago工房へお持ち込み頂くか、
発送頂きましたら、対応させて頂きます。
※発送にてSago工房でパーツ交換を行う場合、
お客様から楽器を発送する際は元払いで
お願いします。
またパーツ交換後、楽器をお客様のところへ
返送する際はSago工房から元払いで発送の上、
送料を請求させて頂きます。
詳しくはSago Official LINEへお問合せください。
Sago工房で取付を行う場合は、
結束バンドで配線をキレイにまとめたり、
電装塗料を補修したり、
ピックアップの高さを適切に調整したり、
ブラッシュアップした状態で、
お引渡しさせて頂きます。
なお田淵さんを始めとした
アーティストモデルは完成後、
サウンドの見直しでピックアップを交換したり、
ネックシェイプを変えたり、
リフィニッシュや新たなピックガード製作を行い、
ルックスを一新するなど
長きに渡ってお使い頂くためにメンテナンス、
リニューアルを行なっています。
4.サウンドサンプル
①交換前
②アッセンブリー済PLATEのみ交換
③PUのみ交換
④PU & PLATE 交換
の順で、各奏法別に音の比較ができます。
実際のサウンドはこちらからご確認ください。
5.まとめ
田淵さんのモデルとしては2作目となる
Tabuchi MK-II。
お求めになりやすい価格帯として
Seedでも登場しましたが、
より本格的なサウンド、田淵さんに近づける
アイテムとしてぜひご利用ください。
そしてもうすぐ11/11、ベースの日ですね。
Tabuchi MK-IIを始め、Sagoブランドのベースを
たくさん見れることを楽しみにしております。