ベースの日、注目のトピック5選(2023年)

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こんにちは。

11/11はベースの日、
ということで今年特にベースで印象だった
トピックを5つ紹介したいと思います。

1.フレットレスサドル

フレットがあるのにフレットレスのような
サウンドが出せるフレットレスサドル。

ベース弦が面で当たることにより、
アタックがなだらかになり、マイルドなサウンドに。

このサドル、マッカーサーエボニーでできており、
木材で何でも作るSagoの新たなチャレンジとなりました!

また従来のフレットレスサドルは
オクターブ調整ができないのですが、
Sagoのフレットレスサドルでは
調整ができるようその辺りの問題は解消しています。

試奏動画ではフレットレスサドルのセッティング
によってフレットレス具合が弱い状態、
強くした状態を聴き比べることができます。

本モデルでは玄関ピッチを17mmにしていますが、
18mmや19mmなどお好みの弦間ピッチで
お作りすることも可能です。

フレットレスのベースはフレットがないことから
正確な音程で演奏することが難しく、
上級者向けのベースと言われています。

このフレットレスサドルを搭載すれば、
フレットがある状態で、
フレットレスのようなサウンドで演奏ができます。

ジャズやフュージョン、アコースティックなど
フレットレスベースのサウンドが必要となるシーンで
フレットレスサドルのベースはいかがでしょうか?

まだ試行錯誤中ですが、汎用的にお使い頂ける
パーツとして研究を続けていきますよ!

2.5弦ベース

ベースの中でも5弦ベースをたくさん
オーダー頂いておりまして、秋頃は一挙に完成しました。

Sagoで5弦ベースをオーダー頂く
メリットとしては、
5弦ベースという中でも選択肢が広いこと。

今でこそ5弦ベースはポピュラーになりましたが、
4弦ベースに比べると5弦ベース探しは
選択肢が限られてしまいます。

Sagoであれば木材はもちろん、
カラーもお好みでカスタムできます。

そしてピックアップについても、
ジャズベースタイプはもちろん

SSPU(通常ビックシングル、ポールピースを斜めに配置)

EPPU (ポールピースが高音弦は並行、低音弦に向かうにつれてスラント)

LPSP (でっかいポールピースをプレシジョンベースのように5〜4弦・3〜1弦でスプリットしてコイルを巻く)

そして4弦ベースで高評だったJM Bassに5弦ver.が登場。

コイルを斜めに配置した
スプリットコイル PUとなっており、
低音の太さもありつつ、
パンチもある独特なサウンドになりました。

また5弦ベースで課題となるLow-B弦の
低いテンションを解消するため、
ペグを一段落として配置したり、

ファンドフレット、

Sagoベースモデル

36inchスケールなど
たくさんアイディアがありますよ。

5弦ベースをご検討の際はぜひSagoへご相談ください。

3.4 Band EQ

最近製作しているアクティブタイプのベースでは
4 Band EQを搭載しています。

構成はLow, Low-Mid, High-Mid, High。

Sago Oveに搭載されている
2 Band EQ(Low/High)にLow-Mid,
High-Midが加わったとお考えください。

使い方としてははじめにLowで
4弦開放など低音の太さ、強さを調整し、
次にHighで高音の煌びやかさやタッチの感じを調整します。

その後Low-Mid, High-Midを用いて、
音抜けや音の押し出し感を調整します。

なおSagoのオリジナルアクティブサーキットは
ブーストしていなくても通すだけでパワー感があります。

オーディオライク、キャラクター付加が
あまりないことを目的にデザインしています。

以前までは3 Band EQ & Mid Frequencyという
構成にしておりましたが、Mid Frequencyは
取り扱える周波数が広いゆえに、
慣れていないと適切な周波数のコントロールが
難しく、音作りを難しくしていたのかもしれません。

4Band EQでは周波数は固定になりますが、
使いやすく、幅広く音作りできるツールとして
オススメさせて頂いております。

なお4 Bandということで、コントロールノブが
多くなることが見た目で気になる方が
いらっしゃいましたら、スタッグノブ(2段ノブ)
はいかがでしょうか?
こちらのモデルのようにジャズベースの
コントロールプレートに収まるように
4 Band EQを搭載することができますよ。

4.36inchスケール

スーパーロングスケール(35inch)よりも
更に長い36inchスケール。

左:34inch / 右:36inch

36inchのネックは、
弦長が34inchから伸びることにより、
ネック自体の質量が多くなります。

そして弦のテンションが高いことにより、
低音が強く、ハリがあるため、
ドンシャリ傾向のサウンドになります。

Sagoベース MMP11

まるでエフェクターをかけたかのような
パンチは、EQなどで積極的に音作りしたもの
とはまた違い音にまとまりがあります。

なお36inchのスケールになることによる
弊害についても対策しています。

まずローポジションが遠くならないよう、
ブリッジをボディエンド、ギリギリに設置しています。

また楽器ケース収まるよう、
ジャズベースタイプについては
コンパクトなOveのヘッドシェイプを用いています。

ベース弦についてもスーパーロングスケール用の
弦を張ることができますので、ご安心ください。

詳しくはこちらで解説しております↓

5.Aldila

Sagoで今年登場頻度の多かった
ベースのモデルと言えば、やはりAldilaです。

Aldilaはボディシェイプが新しくなり、
ボディ圧が以前より薄くなった分、
丸みのあるボディシェイプに。

そして36inchスケールをレギュラースペックとして、
よりハリのあるサウンドになりました。

Kanderbird一号機のピックアップを元に、
低音の厚みと品のある高音を意識した
オリジナルハムバッカーPU。

この他にもAldilaのボディシェイプを
元にしたフルオーダーモデルや、

旧シェイプでボディへプリントしたモデルなど


今後ますます注目して欲しいベースです。

6.まとめ

こだわりの詰まったカスタムオーダーを
たくさん頂いており、ベースで新しくなったり、
進化したところ、音に関するところを
中心にまとめました。

そして本日はベースの日、
今年もSagoブランドのベースを
お使いの方々の写真や動画が見れることを
楽しみにしております。