NAMM SHOW 2024モデル特集 ベース編

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こんにちは。

昨年に引き続き、 MAMM SHOW 2024に
Sagoは出展いたします。

そこで今回のBlogではベースの
ショーモデルであるPrime Edge5を
中心に紹介します。

1.Prime Edgeとは?

SagoのConcept ModelであるPrime Edge。

大胆にくびれたボディ、
でっかいポールピースのピックアップ、
LEDポジションマークなど、
ステージ映えする派手なルックスと
パワフルなサウンドが特徴のベースです。

近年はOveやAldilaのオーダーが多かったので、
あまり見かけることがなかったこともあり、
この度リニューアルしました。

2.ファイヤーパターンのラップ塗装

今回のPrime Edgeの最大の特徴は、
ファイヤーパターンのラップ塗装。

ファイヤーはSagoのラップ塗装: Volcanoで
カラーリングしました。

手前と奥に炎があり、
2段階でマスキングして、
炎をラップ塗装しました。

背景のブラックにはゴールドを少し混ぜ、
照明が当たった際、煌びやかな印象に。

ピックアップのカバーは同じくラップ塗装の
Black Widow。

楽器のショーイベントの本番である
アメリカに相応しいデザインとなりました。

3.LPSP PU

Prime Edgeリニューアルの
大きなポイントであるピックアップ。

Large Pole piece Sprit Pickupということで、
でっかいポールピースに対して、
5〜4弦、3〜1弦に分けて線材を巻いています。

プレシジョンベースと似たような
構成のPUが2機搭載されています。

コレまでにもOveやClassic Style Jなどにも
搭載しており、出力が大きく、低音のパワーと
高音のパンチの強さを兼ね揃えたピックアップです。

またスプリット構造であるため、
ネックPU or ブリッジPU単独で鳴らした際、
ジャズベースのPU(シングルコイル)のように
ノイズが出ないことも特徴です。

ちなみにPUのザグリのサイズを統一しているため、
SS PUやEP PUなど他のピックアップも
追加のザグリ加工なしで搭載できます。

以前まではMMタイプのPUを
2機搭載していましたが、


よりオリジナリティのあるサウンドへと
進化したのではないでしょうか?

4.木材

ボディ材はアルダー。

ネック材はヘッドが角度付きのため
メイプルの3P。

指板材はマッカーサーエボニーです。

今回の木材選定は定番のものが
中心となりましたが、オーダーいただく際は
狙いのサウンドやルックスを実現するため、変更も出来ます。

ドンシャリサウンドが得意で、
道管のデザインが特徴的なアッシュ。

クリアなサウンドが特徴の栗

など、Sago工房の木材倉庫には
定番のものからSago一押しの和材など
豊富に揃えています。

詳しくはこちらをご覧ください↓

5.4 Band EQ

以前のPrime Edgeは
3 Band EQ & Mid Frequencyでした。

Mid Frequencyは取り扱える周波数が広いゆえに、
慣れていないと適切な周波数のコントロールが難しく、
音作りを難しくしていたのかもしれません。

今回から4 Band EQを搭載しています。

構成はLow, Low-Mid, High-Mid, High。

Sago Oveに搭載されている
2 Band EQ(Low/High)にLow-Mid, High-Midが
加わったとお考えください。

使い方としてははじめにLowで4弦開放など
低音の太さ、強さを調整し、次にHighで
高音の煌びやかさやタッチの感じを調整します。

その後Low-Mid, High-Midを用いて、
音抜けや音の押し出し感を調整します。

なおSagoのオリジナルアクティブサーキットは
ブーストしていなくても通すだけで
パワー感があります。

オーディオライク、キャラクター付加が
あまりないことを目的にデザインしています。

4Band EQでは周波数は固定になりますが、
使いやすく、幅広く音作りできるツールとして
オススメさせて頂いております。

6.サウンド

実際のサウンドはこちらからお聞きください↓

旧スペックのPrime EdgeはMMタイプのPUを
2機搭載していたこともあり、
音圧が高く、ゴツい音の印象でした。

今回のLPSPをマウントさせたPrime Edgeは
キラキラとした高音、低音の分厚さは
似たようなところがありますが、
若干落ち着いたサウンドキャラクターです。

PU自体にパワーがあり、
アクティブサーキットを通していることから、
バランサーで片側のPUに
振り切ったとしても音は力強いまま。

パワフルさでありながら、
メロウな方向にもアグレッシブにも音作りできます。

そしてSagoビルダーこだわりの
ファイヤーパターンをラップ塗装。

NAMM SHOWの会場でも間違いなく
目立つことでしょう!

7.まとめ

ベースはこの他にもSeed Derashi Customを展示します。

海外の方の反応が楽しみですね。

2024年のNAMM SHOWまであっという間でしたが、
現地で盛況できるよう、スタッフ一同頑張ってきます。

またその様子もYouTubeでアップ予定ですので
お楽しみに。