Sagoが作るジャズベ(Classic-Style J特集)

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ピックガード例

こんにちは。

フェンダー社から1960年に発表されて以降、大きく形を変えることなく今なお不動の人気を誇るジャズベース。細身のネックシェイプと広いレンジ感、歯切れのよいサウンドが特徴で、ベースを演奏するなら一度は手に取るモデルではないでしょうか?

一口にジャズベースといっても、各メーカーによってサウンドや演奏性は様々です。

ということで今回は、弊社のジャズベースタイプ Classic Style-Jについて紹介していきたいと思います。

Classic Styleとは?

もともとSagoではConcept Modelシリーズやフルオーダーを中心にエレキギター・ベースを製作していました。

今では弊社のトレードマークでもある、サーモウッドを新しいマテリアルとして積極的に取り入れていた際、楽器店の方より

「サーモウッドによる違いを体験したい。」

とご要望をいただき、SagoのConcept Modelシリーズに加えて、フェンダースタイルのスタンダードなラインであるClassic Styleシリーズを製作するようになりました。

従来のエレキギター・ベースをリスペクトし、使用はスタンダードな組み合わせと同様にしながらも、サーモウッドをはじめとしたSagoならではのこだわりを取り入れています。

標準スペック

Classic Style-Jの標準スペックは、

ボディ:アルダー
ネック:サーモハードメイプル
指板 :ローズウッド

ネック材のハードメイプルにサーモ処理を施すことにより木材が安定し、環境変化によるネックの反りやねじれが少なくなります。

またサーモ処理を施した木材は細かく均一な質感になるので、ピッチが安定したりデットポイントが少なくなります。

弊社では処理温度の違いによって【ダーク】と【ライト】の2種類を使用していますが、2017年からは音の粘りとアタックのバランスを考慮し、浅めにサーモ処理を行ったライトサーモ状態のものをレギュラーで採用しています。

「ダーク」もご要望があればお選びいただけますし、狙うサウンドによってはサーモウッドを選定ない方がいいケースもあります。

木材に詳しくなくてもSagoスタッフがご提案を踏まえ適切な木材をご提案させていただきます。

Sagoの工房にて直接手に取りお選びいただくことも可能です。
ギター・ベースに使われる木材を紹介しているギャラリーもありますので是非ご覧ください。

ピックアップ

ピックアップには弊社で巻いているL(x)ブランドのL(x) BJ4が搭載されています。

Sagoではお使いのアーティストの皆様のアイディアやご意見を元に、自社で製作したL(x)ピックアップをClassic StyleシリーズやConcept Modelシリーズに採用しています。

Style-Jに搭載されている、L(x) BJ4は、
42AWGのポリウレタン皮膜である”Red”というマグネットワイヤーを使用しており、ターン数をわずかに増やして巻くことで現代的で取り回しの良いサウンドに。ローミッドを強調しつつ、低音から高音までバランス良く出力させる事でアンサンブルでも馴染みやすく抜けの良いサウンドになっています。

L(x) BJ4ピックアップは2023年よりリニューアルしており、プレーンエナメルワイヤーからRedに変更されています。サウンドや詳細はこちらから↓↓

その他にも、自社で巻いている強みを生かし、ピックアップの実験や面白みのあるピックアップの開発などを積極的に行っています。

弊社ではピックアップの変更もちろん可能なので、気になるピックアップがある方はぜひご相談くださいね。

各ピックアップのサウンドは↓の動画やサウンドアーカイブチャンネルにて公開しているのでチェックしてみてください。

ビジュアル

定番のジャズベースであっても、ルックスにこだわれるのがSagoの強みです。

スタンダードなソリッドカラーはもちろん、杢の美しいトップ材を貼り自分好みのカラーを塗装することもできます。

オーダーメイドということもあってルックスにこだわるオーナー様は非常に多いです。オーナー様がより自分の理想に近づけやすいよう、ブログにて細かく解説しましたのでご覧ください。

アクティブ/パッシブ

Classic Style-Jは標準ではパッシブ仕様ですが、よりアグレッシブにサウンドリメイクしたい場合にはプリアンプを搭載しアクティブ仕様にすることも可能です。

特に5弦ベースのStyle-J5の場合、Low-B弦による重低音をしっかり鳴らすため、アクティブ仕様でおすすめさせていただくことが多いです。

Sagoオリジナルのプリアンプ、他社製品の搭載も可能ですのでオーダーの際にご相談ください。

またコントロール配列のカスタムやお好みでスイッチを取り付けることも可能です。

7.サウンド

Sagoのジャズベースタイプで
よくオーダー頂く仕様の試奏動画です。

またこちらはココボロトップのStyle J4 Custom。

さらにお客様よりピックアップの
リプレイスでオーダー頂いた
L(x)LPSP PU搭載のStyle J4。

通常のジャズベースタイプの
PUに見えますが、大きめのポールピースへ
プレシジョンタイプベースのように
4&3弦、2&1弦でスプリットして
マグネットワイヤーを巻きました。

ハイエンドの煌びやかさが特徴的で、
ジャズベースタイプのサウンドとは
また一味違った仕上がりになっていますので、
合わせてチェックしてみてくださいね。

8.まとめ

ジャズベースはベースの中でも
定番のモデルですが、カスタムオーダーを
深掘りしていくと多種多様ですよね。

もちろんこのようにスタンダードな
スペックでオーダー頂くこともできますが、

様々なジャンル、お好みのルックスに
応えるべく、Sagoでいろいろと
カスタムオーダーできます。

また工房には試奏できるベースを
ご用意しておりますので、
ぜひお気軽にお越しくださいね。