ジャズベースタイプモデル比較してみた!

最終更新日:  公開日:



こんにちは。

Sagoブランドでジャズベースタイプの
モデルがいくつかありますが、
各モデルの設計、マテリアル、
パーツやそのカスタムの仕方によって
サウンドは異なります。

今回はSagoブランドで10種類の比較を行いました。

  1. Sago Classic Style J4 (レギュラースペック)
  2. Sago Classic Style J4 36inch Neck
  3. Sago Classic Style J4 45mm Body & SSPU
  4. Sago Classic Style J4 Carbon Neck & SSPU
  5. Sago Classic Style J4 欅ボディー
  6. Stem Ove4(レギュラースペック)
  7. Sago Ove4 (レギュラースペック)
  8. Sago Ove4 Carbon Neck & LPSPPU
  9. Sago Ove5 All 和材& EPPU
  10. Ximera Arxi4

これら10種類、音を比較しながら、解説していきます。

1.Sago Classic Style J (レギュラースペック)

お馴染みのジャズベースタイプモデル。

ボディ形状、グリップなど一般的な
ジャズベースタイプのものと同じですが、
Sagoではネックにサーモウッド
(ライトサーモメイプル)を採用しています。

すっかりお馴染みになりましたが、
木材に特殊な熱処理を施すことにより、
木材の中にある余計な水分やヤニ成分を取り除きます。

これにより、人工的に強制乾燥され、
サウンド的には新品の楽器にあるような
硬さが軽減され、完成当初から
しっかり鳴ります。

>>サーモウッドについて

そしてピックアップ(以下 PU)を
Sagoで自社開発していますが、
ジャズベースタイプの
シングルコイル PU、L(x) BJ4は
人気のモデル。

マグネットワイヤーを
ポリエステル皮膜の”Violet”から
”Red”へとリニューアルしました。

ブログにてリニューアルについて詳しく紹介しています。

このClassic Style Jを基準に
カスタムすると音が
どう変化するのでしょうか?

2.Sago Classic Style J4 36inch neck

36inchのスケールを採用したClassic Style J4。

スケール以外の仕様を同じにしていますが、
36inchの長いスケールを採用することで、
ベース弦の張りが強くなります。

ネックの質量も上がることから低音も強調され、
いわゆるドンシャリ傾向のキャラクターに。

イコライジングして音作りした時とは
また違うこのインパクト抜群の36inch Neck。

34inchのスケールのネックと
弾き比べて違和感がないよう、
コンパクトなヘッドシェイプを用いたり、
ブリッジをボディエンドいっぱいに
配置するなど工夫しています。

ピックアップの位置についても、
34inchのピックアップの配置の比率を
36inchに適用しています。

左:34 inch / 右:36 inch

こちらの試奏動画では36inchスケールに加えて、
4 Band EQを搭載したカスタムオーダーを頂いており、
よりアグレッシブに音作りができますよ。

3.Sago Classic Style J4 45mm Body & SSPU

UNISON SQUARE GARDENの
ベーシスト:田淵智也さんの
Tabuchi MK-IIの仕様を元にカスタムしたモデル。

Tabuchi MK-IIの特徴である
45mmの厚みのボディは、
通常のジャズベースのボディより3mm厚く、
重低音を稼ぐための設計です。

また田淵さんこだわりのミドル、
その中でもLow Midの出方に重点を置くため、
SSPUを採用。

通称ピックシングルと呼ばれる
ジャズベースの PUのポールピースを
ナナメに配置した PUはどっしり、
しっかりしたミドル、立体的な
サウンドキャラクターです。

なおネックですが、
Tabuchi MK-IIではサーモ処理をしていない
ハードメイプルですが、こちらの
カスタムモデルではライトサーモメイプルを
採用しています。

4.Sago Classic Style J4 Carbon Neck & SSPU

カーボンネック、SSPUを搭載した
Classic Style J4。

木材のような鳴り、しなりを目指して
設計したカーボンネック。

従来の樹脂製のネックのように無骨で
冷たいイメージとならないよう
カーボンの焼き方を工夫しております。

どのポジションでも均一に鳴る傾向にあり、
剛性を高めるためステンレスフレットを
採用していることから、
ゴツっとしたアタックが特徴です。

そして一度セッティングしたベストの
ネックコンディションを環境変化に
左右されることなく維持し続けることができます。

>>カーボンネックについて

ここにミドルが特徴的なSSPUが
加わることにより、押し出し感がありつつ、
バランスのいいサウンドになっている
のではないでしょうか。

5.Sago Classic Style J4 欅ボディー

和材のオーダーでご好評の欅ボディー。

欅はなんと言ってもミドルの力強さが特徴です。

明るいサウンドで発音に優れており、
ボディーに使うことで密度の高い
サウンドを出すことができます。

6.Stem Ove4(レギュラースペック)

SeedとSagoの中間の価格帯ブランド、Stem。

演奏性はSago ver.と同じで、仕様を限定し、
木工を協力業者に委託し、量産することで、
お求めになりやすい価格帯を実現しています。

Oveはジャズベースを進化させたような
イメージで設計しており、
軽量で取り回しの良いデザインが特徴。

木材はボディ材にアルダー、
ネック材にハードメイプル、
指板材にローズウッドと、標準的なものを採用。

PUもL(x) JB Lite1を2機搭載し、
ジャズベースのサウンドがお楽しみ頂けます。

明るく素直なサウンドキャラクターなので、
本格的な楽器でステップアップしたい方におすすめです。

なおカラーはSagoのレギュラーラインナップや
お客様オリジナルのカスタムカラーで
オーダーすることができます。

中間価格帯ながらカスタムオーダー可能なStem Ove4。

7.Sago Ove4 (レギュラースペック)

Stem Ove4との違いはボディ材に
サーモアルダーを採用、SSPU、
2 Band EQを搭載しています。

Sagoオリジナルのアクティブサーキットを
通すことで、EQをブーストしていなくても
パワーが増します。

素直なStem Ove4のキャラクターと比べ、
Sago ver.ではよりミドルのプッシュ感、
切れ味のあるハイが付加され、
元気のいいサウンドになっています。

Ove

8.Sago Ove4 Carbon Neck & LPSP PU

NAMM SHOWモデルのOve4。

LPSPはでっかいポールピースを
プレシジョンベースのように4 & 3弦、2 & 1弦で
スプリットしてコイルを巻くことにより、
太く、ハイエンドが際立ったサウンドが出せます。

ここにカーボンネックが加わることにより、
ギラっとしたアタックが特徴となり、
フレーズをハッキリと鳴らすことができます。

スラップを多用するなどアグレッシブなプレーの際、
ピッタリなのではないでしょうか?

9.Sago Ove5 All 和材& EPPU

NAMM SHOWモデルのOve5。

全ての木材に和材を採用し、
和材共通の特徴である柔らかさ、
品のあるサウンドが感じられます。

ボディ材の栗は洋材で言うと
アッシュに近い特徴を持ち、
ベースに用いることで、
クリアでありながら密度のあるサウンドに。

ネックの楢は5弦ベースの張力にも
耐えれる程、強度は十分。
硬さは洋材のメイプルとマホガニーの
中間ぐらいのイメージで、ベース・ギター両方に
オススメの木材です。

指板は赤樫で、こちらも和材の中では
しっかりとした硬さがあります。
指板材・ネック材に適しており、
和材でのオーダーで人気のある木材です。

ここに高音弦側は並行、低音弦側に向かうに
つれて徐々にポールピースがスラントする
EPPUを搭載することにより、
バランスに優れたサウンドを
出力することができます。

今回は4弦ベースでの比較なのですが、
5弦ベースとしてもオススメの仕様で、
ジャズベースタイプで5弦ベースを
お探しの方にぜひ試して頂きたいです。

10.Ximera Arxi4

デザイン・木工・塗装をSago担当、
パーツ選定・電装系・組み込みを
Sonicが担当するコラボブランドのXimera。

未来のジャズベースをイメージして
設計したArxiは音の立ち上がりが速いのに、
粘りもあると言う不思議なサウンド。

このサウンドを形成する要因として、
指板材のリグナムバイタが挙げられます。

世界一重たい木、水に沈む木である
リグナムバイタは重量感があり、
非常に硬質なのが特徴。
素速いアタックに貢献しています。

そして電装系パーツ、ピックアップは
Sonic製のものを搭載。

Jupiter Pickupsは音に暖かみがあり、
粘りも感じられるピックアップです。

そしてフルテン時に全く抵抗がかからない
フルアップポッドにより、クリアなサウンドを
出力することができます。

Sagoともまた違うサウンドキャラクターを持つ
XimeraのArxi。
Sagoブランドに比べて、ミドル寄りのハイが特徴的ですね。

音以外にも特徴的なポイントがたくさんあり、
ジャズベースタイプのベースをお探しの方にぜひ試して頂きたいです。

10.まとめ

Sagoブランドのジャズベースタイプを
一挙に比較しましたが、キャラクターの違いを
感じて頂けたのではないでしょうか?

木材、ピックアップ、細かく言えば、
ボディデザインや電装系パーツや
ハードウェアでも音は変わりますので、
理想のサウンドを形成する上で選択肢は膨大です。

今回の比較では、レギュラースペックや
カスタムオーダーで人気の仕様を集めましたので、
ベースのオーダーをご検討の際、参考にご覧ください。

なおSagoで開発したり、
新たなサウンドを模索していきたいので、
解説してほしい、比較してほしいものが
ありましたら、SNSでコメントください。